今回は私の趣味のなかからの記事です。
古典落語のお噺で「ぞろぞろ」というものがございます。
荒物屋(現・雑貨屋)と髪結い処(現・理髪店)が向かいにございまして
宿場のはずれにあるもんですから、待てど暮らせど閑古鳥。
そこで荒物屋の主人が気晴らしに願掛けを行ったところ、
たちまち大降りになり、地面はぬかるんだ。
滅多なことはするもじゃないと嘆いていたところ、
お客がふらっと現れて「わらじが欲しい」と申し出た。
わらじを売ってえびす顔の間、またわらじを求めにお客がやってきた。
しかし店には一足しかおいておらず、さきほど買われましたと思ったら、
なぜかわらじがぶら下がっている。
よーく見てみると、屋根裏からぞろぞろとわらじが出てきてるじゃないか!
とてもびっくりしてそれを向かいの髪結いの親方に話したら、
よーしうちもそれで一稼ぎしようじゃねーかってことで
荒物屋の主人同様願掛けに参った。
その帰りぎわ、店には多くの人でごった返していて
親方それ見てえびす顔。
お客にひげをあたって欲しいと頼まれ、「あいわかりました」と親方。
そこでひげを剃りましたら、ひげがぞろぞろー・・・
ってばかばかしいお噺。
落語で自分の商売がでてきて、嬉しくなったので載せました。
ほんと落語はおもしろいですね!
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