FC2ブログ
当店のことだったり私の趣味を書いていきます。     03-6410-9453 dai3nokukan@me.com

1の続きから
もちろんネタバレ↓↓

母親と「対面」した正男。それを慰める菊次郎。
二人は折り返して、帰路に向かいます。

一応目的は果たしたのですが、作品はまだ続きます。
他のほとんどの作品は、行き道だけで終わってしまします。
あってもエンディングの1コマなど鮮明に描かれません。

そんなセオリー通りにいかせないのがキタノ映画。
ちゃんと帰り道もガッツリ撮ってあります。

二人は夏祭りにやって来ます。
射的や金魚すくいなどしますが、菊次郎の横暴なやり方に
そこを仕切ってるヤクザにいちゃもんをつけられ
ボコボコにされてしまします。

「オジサン、階段に落ちちゃってさ~」
明らかにわかる嘘でごまかそうとする菊次郎に
正男は薬を買いにいって、手当てをします。

この時点でもう、二人は固い絆に結ばれたんじゃないかと思います。
最初はぎこちなかった二人が、
旅を通してお互い分かりあえる存在になっていたのです。

翌日、とうもろこしを勝手に取っていたところ
偶然、行きにお世話になった全国旅をしている
小説家志望のお兄さんと再会します。

何の根拠もありませんが、この小説家志望のお兄さんが
菊次郎の話を元にこの作品を
後に書き上げたのかと思っています。

三人は道草を食って、遊びに呆けます。
そこでハゲとデブとも再会、思い思いに遊びまくります。

このパートがとっても有意義というか満足感を覚えます。
いらないと言えばそうかもしれない、だらだらとしたパート。
でもそこが「夏休み」の真骨頂ではないかと思います。

”君らもゆっくりしていきなよ”と視聴者側に嘆くような
冗長としたパートは敢えて入れたんじゃないかと思います。

途中、菊次郎は思いついたようにある場所に行きます。
母親のいる介護施設です。

本来このパートはなかったみたいなんですよね。
小難しい母親を遠目に見た菊次郎は
声をかけることもなく、帰ってます。

いろんな解釈があるかと思いますが、
個人的には「相変わらずだな」と思ったんでしょう。
多分、正男と出会わなければ菊次郎は一生
母親に会いに行ってなかったでしょう。

自分を捨てたことが許せない。
一生恨んでやる、しかしそう表情はでませんでした。
それだけ菊次郎の心情も変わっていったんでしょう。

再び合流して、五人は夏を満喫します。
みんな子供に戻ったように、がむしゃらに遊ぶのです。
そうやって楽しい日々はあっという間に過ぎていきます。

アホなことでも楽しいと思ったことはやる!
とにかくやってみる!たけし監督の思惑が見てとれます。

「またね」ではなく「ばいばい」で別れる正男と四人。
一期一会。彼らはもうわかってたんでしょうね。

旅の終わり、家の近くまで戻ってきた二人。
そして二人の別れ。
「坊や。おばあちゃん大事にするんだよ。」

菊次郎の口調は優しくなっています。
自分みたいなこんな人生間違っていたんだ、
お前は間違えるなよ、と言いたかったんでしょう。

そして最後、正男は旅の「相棒」の名前を尋ねます。
「菊次郎だよ、バカヤロー!」
悪友でも、父でも、兄弟でもあった「相棒」
照れながら走り去っていきます。

別の方向へ走る正男。
満面の笑顔で家に帰っていきます。
橋の下に、船が一艘通ってエンドロール。

とても心地よい感じで余韻で終幕しました。
単純に心が温まるとはこういうことなんだと思いました。

いっぱい語りたいことがありますが、
ぜひ見ていただきたい作品です。
たけしという肩書を捨てて、見てもらえば光栄です。






スポンサーサイト

【2018/08/07 07:55】 | 未分類
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック